E3系S8編成制作記
おばんです舎人です。
今回からシリーズで
E3系R1編成こと、S8編成の制作記を描こうと思います。
製作に至る経緯
2006年、やまびこ∔こまちのセットが我が区に入線して以来、ずっと愛用しているE3系ですが…
- パンタグラフが菱形である
- 運転席の窓の上に変な小窓っぽいものがある
などなど、不自然な点が少しばかりありました。
その真相はどうやら
「E3系試作品製作段階では試作車をモデルに制作していたが、R2編成以降の設計変更によって、急遽前照灯部だけ量産車仕様に変更した結果、量産車と試作車の間の子になってしまった」
というらしいのです。
そこでネットを漁ってみると、試作品の画像がいくらか出回ってました
というか、初期製品は側の写真は試作品で、蓋開けたら量産車っぽい奴が入っていたようです。
試作品は、シュッとしてて量産車のずんぐりしたような感じのない試作車の特徴を確かにとらえていて、ある意味このまま、特別仕様とかセット品で出しても、違和感なさそうな見た目でした。
というわけで
「簡単に再現できるこのシュッとした試作車をプラレールで作りたい」
と思い立ち、今回製作するに至りました。
製作上の課題
さて、制作に取り掛かろうと種車を某中古店で購入した私でしたが、手を付ける前に課題を明確にするため、箇条書きでまとめておきます。
課題
- 不要となる在来の前照灯部をいかに処理するか
- 中ほどの一つ目をどの位置に持ってくるべきか
- 今回は合わせて電装工事も施工するが、種車が旧メカであるため電装をどうやって行うべきか
- ライトケースはどうするべきか
- 2色あるライトをどうやって再現するのか
- 分割併合が可能な後尾車をどうやってさばくか
これら5つが見えてまいりました。
解決策としては
- 在来の前照灯に関しては黒く塗ったのちに溝を瞬着を打ち込んで成型、塗装する
- 一つ目と上のライトについては分からないので、モックアップを制作する
- 電装については既に新メカで確立済みであるため、接続部処理を変更すれば旧メカでも可能
- ライトケースは検討を行う
- 白と黄色の2色ライトについては、マステを光ファイバーの裏から貼り付けることで白LED1つで2色の再現を可能とする
- 後尾車については、電装化を施工しないため、後尾灯の埋設を行う最低限の改造で済ませ、分解は行わない。
これら解決策が成立し、製作の見通しが立ったため、早速着手することにしました。
種車を用いたモックアップ制作
モックアップといっても、今回は完成時のイメージ検討ができればいいので、テープで前照灯を再現し、以下写真の様な形で概ねまとまればよい、と言う結論に至りました。
と言うわけで、早速着手に至ったのですが、長いので今回はここまで。
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